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イチゴは土づくりで決まる!|野菜の基本の土づくりからイチゴ栽培のコツ

2026年02月24日

夏野菜の片付け

家庭菜園といえば、トマトやキュウリなどの定番野菜を思い浮かべる方が多いと思いますが、その中でも イチゴ菜園はとても人気があります。野菜の基本の土づくりを理解したうえで、イチゴに合った土に整えてあげることで、甘さや収穫量がぐっと変わりますよ。

家庭菜園の"基本の土づくり"をまず知ろう

おいしい野菜を育てる第一歩は、いい土づくりから始まります。「どうやってそんな土を作ればいいの?」「どんな順番で?何を混ぜればいい?」そんな疑問をわかりやすく解説します。以下で基本の土づくりの動画をご紹介します。写真だけでは伝わりにくい"土の状態"や"耕し方のコツ"が数分で理解できますのでご覧ください。

「野菜の土」の基本の土づくりをショート動画でわかりやすく説明しています。『きほんの土づくり -畑編-』をチェックしてみてくださいね。

春の植え込み前に準備したいプランターで育てたい方はショート動画で解説していますので、『きほんの土づくり -プランター編-』でチェックしてくださいね。

イチゴ栽培に向いている土の基本

イチゴを元気に育てて、しっかりと実をつけさせるためには、どんな土を使うかがとても重要です。イチゴは根がとてもデリケートです。生育に向かない土を使うと、植え付け後すぐに調子を崩してしまうこともあります。そこでまずは、イチゴが好む「基本の土の条件」について押さえておきましょう。

イチゴが好む土の条件

● 水はけが良い土・・・ イチゴは根が細く、過湿状態が続くとすぐに根腐れを起こしてしまいます。雨や水やり後にしっかり排水されるための水はけの良い土が必須です。
● 通気性が良い土・・・ 根が呼吸できる環境が必要なため、ふかふかして空気を含んだ土が向いています。通気性の悪い土だと根の成長が止まり、花芽形成にも悪影響が出てしまいます。
● 有機質が豊富で、肥料持ちが良い土・・・実をつける際に多くの養分を必要としますが、一気に肥料を入れすぎるのはNG。大切なのは、有機質が適度に含まれ、じわじわ肥料が効いていく"肥料持ちの良い土"であることです。

こうした条件が整った土は、市販の"野菜用培養土"で十分賄えていることがほとんどです。初めての方は、市販培養土をそのまま使うだけで十分良いスタートが切れます。

イチゴを植える前の準備

イチゴ栽培カレンダー

イチゴの苗を買ったら、いよいよ植え付け...と言いたいところですが、植える前の「事前準備」 をきちんと行うことで、その後の生育が大きく変わります。ここでは、初心者が見落としがちな大切なポイントを順番に紹介します。

① 土の状態をチェックしてリセットさせる
新しい培養土を用意する。もしくは、すでにプランターや畑で使っている土を再利用する場合、まずは古い根やゴミを丁寧に取り除くところから始めましょう。 イチゴは根が比較的浅く広がるため、古い根が残っていると根の伸びを妨げ、生育不良の原因になります。

土を再利用する場合は土のリセット方法をこちらの記事で紹介しています。参考にしてみてくださいね。

※植え込み2週間~1ヵ月前までに土づくりの準備をしておきましょう!

土を自作する場合のイチゴ用土「ブレンドレシピ」

はじめに紹介しました基本の野菜の土づくりでもイチゴは十分栽培可能ですが、自分で土づくりをしてみたい場合は、次のようなシンプルな配合がおすすめです。

赤玉土(小粒)5割:腐葉土3割:堆肥2割
このブレンドは、排水性・通気性・適度な保水性のバランスがよく、イチゴが育ちやすい環境を作ってくれます。野菜用の土より弱酸性寄りの土でpHが5.5〜6.5くらいがイチゴに適した土壌です。

イチゴが必要とする3つの基本栄養素

リン酸(P):花芽形成に直結し、花つき・実つき を良くします。 イチゴは花芽が収穫量にダイレクトに影響するため、リン酸は特に大事。
チッ素(N):葉・株全体の生育を促す栄養素。葉を茂らせる力が強く、生育初期には必要不可欠です。
カリ(K):根の強化、病害への抵抗性を高める働きがあります。しっかりした根が育つことで、乾燥や暑さにも負けない強い株になります。

植え付け

(1)元肥は控えめに入れる(入れすぎは禁物)
イチゴの植え付け時の元肥は 「少なめ」にしましょう。
理由は2つあります⇒⇒⇒

① 肥料が多すぎると葉ばかり茂り、花芽がつかないチッソ分が多いと"暴れ"と呼ばれる状態になり、 株は元気そうなのに「花がつかない」というトラブルが起きます。
② 根が肥料に負けて傷むことがある。特に植え付け直後の幼い根はデリケート。 肥料が強すぎると根が焼け、生育が止まってしまうこともあります。

そのため、元肥は緩効性肥料(ゆっくり効くタイプ)を少量だけが基本です。追肥は後述の「生育が安定してから」がベストです。



(2)クラウン(生長点)を絶対に埋めない
植え付け時に最も重要なのが、クラウンに土をかぶせないことです。クラウンは株の中心にある生長点で、ここから新しい葉や花芽が出てきます。

寒晒しの様子

土がかぶる → 蒸れて腐る
埋まりすぎる → 生長が止まる
浅すぎる → 根が乾燥しやすい

適切な深さは、クラウンの上部が地表にしっかり見えている状態です。

(3)マルチングで"初期環境"を安定させる
植え付け直後の苗は、温度変化や乾燥の影響を受けやすい時期です。そのため、株元にマルチ(敷き材)をしてあげると効果抜群です。

●マルチングの効果
・土の乾燥を防ぐ
・温度の急変を防止
・水や雨の跳ね返りによる病気を予防(特にうどんこ病)
・見た目もきれいに仕上がる

使える素材:バークチップ、ココヤシファイバー、ワラなど。特にイチゴは病気の原因となる土の跳ね返りに弱いので、マルチングは非常に相性の良いケアです。

イチゴを植えた後

(1)最初の花芽は摘む

イチゴ苗を植えると、早いものだと数日で花芽が出てくることがあります。定植直後、1ヶ月程度の間は咲いてくるの花芽は切除し、根を張ることを優先するのが鉄則です。

(2)植えた直後の水やりはたっぷり、でもその後は"メリハリ"が大事

●植え付け時
鉢底から流れ出るほどたっぷり水を与え、土と根を密着させるのが大切です。
●その後の基本
生育期(3〜10月)は、表土が乾いたらたっぷり与えるようにしましょう。

(3)植え付け直後は風と直射日光をやや控えめに
定植後すぐは、根がまだ安定していないため、強風や強すぎる直射日光は負担になります。日陰に置くのも逆効果なので、半日程度の日当たり+優しい光の場所に置くと、株が安定しやすくなります。 風が強い日は、一時的に風よけをしたり、真夏の日光には、遮光ネットで日よけをしてあげましょう。 ベランダ栽培の方は、風が当たりにくい場所に移してあげるだけでも効果的です。

(4)追肥は「生育が安定してから」
苗の成長が安定してから追肥行うのがポイントです。開花が始まる頃(おおよそ植え付け後1〜1.5ヶ月)から、緩効性の追肥を少しずつ与えていくといいです。リン酸分を多く含む肥料にし、チッソ成分が多すぎると葉ばかりが茂ってきてしまいますので肥料のあげすぎに注意してください。

イチゴの栄養バランスは以下を参考にしてください
・N:控えめ
・P:たっぷり
・K:しっかり
肥料をあげる目安にしてみてくださいね。



イチゴ栽培でのよくある質問、疑問のQ&Aをご確認いただけます。わからないことがあればこちらもチェックしてみてくださいね。

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